今から7000年ほど昔のエジプトでも
鶏を育てていたと記録には残されています。
ピラミッドを造るかたわらでチキンは食べられていたのかもしれません。
昔々、太陽をつかさどる女神様が閉じこもっていた岩戸のなかから出てきたとき、真っ暗だった世界は光に照らされ、鶏が鳴きました。これが日本の物語に出てくるいちばん古い鶏。
平安時代、チキンは貴族たちの食べ物でした。絶世の美女、小野小町も鳥の肉が
大好物だったといわれています。
江戸時代、徳川幕府はたびたび鳥や獣の肉を食べることを禁じました。
しかし元気をつけるための「薬」という名目で、こっそりと食べていた人もいたようです。
親子丼が生まれたのは明治38年。大阪で行われた博覧会の、食堂に登場しました。
「手軽に作ることができておいしいものを作りたい」という料亭の主人のアイディアです。
昭和より昔、チキンはかたく、匂いの強いものがほとんどでした。やわらかく、食べやすい品種を
作るため品種や育成に工夫をこらし今日のチキンが食卓に並ぶようになったのです。