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 混沌とした多様な文化が入り交じって不思議な魅力を発するアジアの都らしい都、タイ・バンコク。まるで、都市全体が、グルメの胃袋のような成熟した香りを放っています。たとえ街角にある親しみやすい屋台であってもホテルの一流レストランでも食に対する自信は、変わることがないように思われます。たとえば幾度となく味わうことができたトムヤンクンの味は、どの店も味が微妙に違っていて、そのどれもが「100点」の美味なのです。
 聞くところによるとトムヤンクンは、日本の味噌汁のような存在で、地方によっても味が違うし、まさに「おふくろの味」として個性を競っているようです。魚介類や肉類、また、麺料理、スープ、デザート、フルーツなども実に多彩です。古来からアジアにおける各国の民俗風習が混在してきた歴史を感じさせます。
 香辛料では、魚醤油のナンプラーと蝦醤のガピが欠かせません。また、多彩な香菜も多用します。最初は、ちょっとクセを感じますが、慣れればやみつきになりそうです。鶏肉料理も串に刺して焼いたものが、街角のいたるところで売られ、いい匂いをふりまいています。特に印象に残ったのが、タコノキの葉で巻いて揚げた「カイホー・バイトゥーイ」。香ばしい香りがビールにぴったりでした。
 とにかくこのバンコク、短期間の滞在では味わい尽くせないほどの熟した豊かさを秘めていました。