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 いま世界で一番面白いグルメシティはNYでしょう。人種のるつぼらしく多様な食文化が混じり合い、独特の食の流行が絶え間なく生み出されています。ニューヨーカーに信頼されるレストランガイド誌『ガザット・サーベイ』によると、近年のトレンドは「フュージョン(融合)」。とくに正統派フレンチとアジアンテイストを融合させた創作料理がもてはやされています。その代表がトライベッカ地区にあるフュージョン系日本料理店『ノブ』です。同店はダウンタウンを席巻する和食ブームを牽引しているといえるでしょう。和のテイストが愛される理由のひとつはヘルシーだから。全米に広がるダイエット志向が背景にあります。
 そんな中、米国でいま最も多く食べられている食肉が「チキン」。低カロリーであることから、ここ二、三年は国民ひとり当たり一年の供給量が牛肉、豚肉を上回りました。大衆的なバーなどでも鶏の人気が急上昇しています。お馴染みはNY生まれの田舎料理「バッファロー・ウィング」。鶏の唐揚げに辛くて酸っぱいソースをからめ、ブルーチーズのディップやセロリを添えて食べます。値段はひと皿平均6ドルとお手頃。ヤンキースの試合をテレビ観戦しながら、ビール片手にこれを食べるのがマンハッタン流です。和食に比べると、お世辞にもヘルシーとは言い難いですが、何百グラムもある分厚い牛ステーキを一度に平らげる彼らにすると、少しは健康的なのでしょう。
 いままさにNYの食卓は、フュージョン料理でも地元料理でも、鶏がメインディッシュ。まだまだこの街では、各国の文化が融合したヘルシーで斬新な鶏料理が生み出されそうな予感がします。